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薬物まん延もリハビリ施設不足 WA州北部

【WA20日】  WA州北部キンバリーでは、メタンフェタミンの使用が危機的な水準に達していると懸念され、拘留中や保釈中の中毒患者が治療を受けられる場所や機会が減少しているもようだ。今年5月、ピルバラの施設がこれらの人へのサービス提供を停止している。

キンバリー地区ではメタンフェタミンの乱用に対する懸念が昨年から高まっており、10歳の子どもが注射針を入手していたという報告もあった。

連邦地方裁判所の判決では先ごろ、州内のコミュニティがメタンフェタミンの乱用により「完全に破壊されている」と指摘。リンダ・ブラック判事は、「犯罪は日常茶飯事であり、市民は麻薬取引の実態を知り尽くしている」と述べた。

先住民法律サービス、アボリジナル・リーガル・サービスのウエスト・キンバリー支部長でトビン氏は、「薬物の問題はコミュニティと州レベルで緊急の対策が必要であり、薬物の流入を防ぐことに重点を置くとともに、教育や治療の選択肢を増やす必要がある」と述べた。

ウエスト・キンバリー地区で唯一のアルコール・薬物リハビリテーション施設で27年間勤務しているアモールCEOによると、以前はアルコールが最大の問題だったが、現在はアルコールが問題の60%、覚醒剤が20%、大麻が20%となっている。

 

ソース:abc.net.au-Methamphetamine addicts left with ‘nowhere to go’ in the Kimberley

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