【ACT21日】 連邦政府は22日、世界初となる16歳未満の子どものソーシャルメディア使用を禁止する法案を提出することが分かった。可決された場合、ソーシャルメディア企業はプラットフォーム上でユーザーの年齢確認を十分に行わなかった場合、最高5,000万ドルの罰金が科される可能性がある。
ソーシャルメディアに含まれるのはスナップチャット、フェイスブック、インスタグラム、Xなど。スナップチャットはXのような掲示板型機能はないが、写真や動画、メッセージを交換することができる。
未成年者のソーシャルメディアへのアクセスを制限することについては、以前から超党派の幅広い支持があるほか、各州や準州が独自の禁止策を検討している。ただ、批判もあるようだ。
無所属のゾーイ・ダニエル議員は、規制法案の可決で一番懸念していることとして、「16歳未満を締め出し、それ以外はそこで好きなことをやっていい」と捉えられることだと指摘。プラットフォームはやるべきことを実質的に変えないため、意図せずプラットフォームの安全性が失われてしまうと懸念を示した。
アルバニージ首相はソーシャルメディアの規制法案をアルコールの年齢制限になぞらえ、人々は規制を回避できることは認めつつ、規制により基準を設けることができると主張している。同規制は可決後、12か月で発効となる見通しだ。
ソース:news.com.au-Government to introduce social media ban Bill to parliament