【SA21日】 SA州アデレードで2頭の珍しい牛がそれぞれ別の場所から行方が分からなくなっており、周辺住民は牛泥棒の可能性があると警戒を強めている。アデレードの北30キロメートルに位置するオンカパリンガ・ヒルズから姿を消したのは、マイケル・トレンナリー氏が飼育するラーリーという名前のハイランド牛だ。
トレンナリー氏は自宅の敷地内や近隣の家の庭などを捜索した後、ソーシャルメディア上で牛の発見者に報奨金を提供すると投稿した。ラーリーの体重は600キロ近くあり、木の陰などに隠すのは容易ではないとみられ、フェンスのわずかな隙間を這って出ることも難しいだろうと話した。
また、アデレードの東約40キロメートルにあるウッドサイドのワイナリーから、オラフという名のまだら模様の雄牛が15日午後8時半から16日午前9時の間に姿を消している。オラフの飼い主であるジュリア・ブラウンさんによると、オラフは「ラブラドール犬ほどの大きさ」で、抱き上げて運ぶことや車の荷台に乗せることもできるという。
警察の広報担当者は、現時点で2つの事件の関連性を示す証拠はなく、捜査が進行中とした上で、「牛の居場所に関する情報を持っている人は犯罪防止センターに連絡して欲しい」と話した。
ソース:news.com.au-Two rare cows are missing from separate properties in the Adelaide Hills