【ACT22日】 オーストラリア・ポストは、2025年7月1日から切手の基本料金を1ドル50セントから1ドル70セントへ値上げするための提案草書をオーストラリア競争・消費者委員会(ACCC)に提出したことが分かった。
オーストラリア・ポストのポール・グラハムCEO兼社長は、この提案は同社が現在進行中の書簡事業の大幅な赤字を相殺するためだと説明。「手紙事業における構造的な課題に直面し続けており、それは悪化の一途をたどると予想される」と述べた。
さらに、「我々はすべてのオーストラリア国民、特に地方のコミュニティーのために引き続きサービスを提供することに注力しているが、これはオーストラリア・ポストが財政的に持続可能でなければ不可能だ」と述べた。
切手代の変更はコンセッションおよび季節のグリーティング切手の価格には影響しないため、それぞれ60セントと65セントで据え置かれる。オーストラリア・ポストによると、個人宛の手紙は手紙事業全体の3%未満で、大半や企業や政府機関宛となっている。
オーストラリア・ポストが扱う書簡は1950年代以来の水準にあり、構造的な減少を続けている。2023-24会計年度には数量がさらに12.9%減少し、3億6,180万ドルの損失となった。
デジタル化が進むにつれ、書簡の総量はさらに減少すると予想される。
ソース:news.com.au-Australia Post proposes to increase basic postage stamp prices to curb financial loss