【NSW22日】 連邦裁判所は22日、米国人歌手のケイティ・ペリーさんがオーストラリアで衣料品販売を行うケイティ・ジェーン・テイラーさんを商標権侵害で訴えていた裁判で、「テイラーさんの商標は有効に登録されていなかった」と判断し、登録を取り消すよう命じたことが分かった。
同裁判では昨年4月、裁判所が2013年と14年のプリズム・ツアーを宣伝するソーシャルメディアへの投稿において、ペリーさんによる商標権侵害があったと認定し、テイラーさんが一部勝訴していた。
一方、テイラーさんは法廷でペリーさんのことを知ったのは2008年7月にペリーさんの楽曲を聞いたときと主張。ただ、裁判所は9月にはペリーさんが「全国および世界で」有名な歌手であることを知っていたとし、テイラーさんが「一見ペリーさんの商標のように見える」商標を出願したのは「ペリーさんを認識した後だった」と認めた。
ペリーさんとマネージメント会社は2009年7月、両者が商標を使用し続けられる「共存契約」を提案したが、テイラーさんはこれを拒否した。テイラーさんは最高裁判所への控訴を検討するため、商標取り消しの命令も延期されるとみられる。
ソース:news.com.au-Pop star Katy Perry’s big legal win over Aussie designer