【NSW23日】 NSW州シドニーから北へ420キロメートルのミッド・ノース・コーストに位置するケンプシー(Kempsey)で、住居侵入や車上荒らし、暴行事件が多発し、住民たちを不安に陥れているようだ。同地域は退職者など高齢者が多く居住している。
ケンプシーで発生した犯罪を報告するフェイスブックのページ、「ケンプシー犯罪報告」を閲覧すると、最近では今月初めに「私の黒色のV8コモドアを盗んだ犯人、あなたをカメラに収めています」という書き込みがある。
また別の投稿では、ウエスト・ケンプシーで高齢女性が住居侵入事件の被害にあったと報告。ナイフを突きつけられ、ハンドバッグと白色のGM車が盗まれたという。他にも、デイリーテレグラフ紙の取材に対し、これまで3回住居に侵入され、「侵害された」と感じていると答える地元住民もいた。
警察によると、地方部の部隊の戦力は70%にとどまっており、場合によっては60%台まで落ち込んでいると指摘。人材などリソースの確保が課題との見方を示した。
今年初めに発表された犯罪統計調査局のデータによると、NSW州の地方部とシドニーの犯罪率の差は拡大している。NSW州地方部における強盗などの財産犯罪率はシドニーを59%上回り、暴力犯罪率はシドニーを57%上回っている。
ソース:news.com.au-‘Terrifying’: Regional NSW town rocked by crime wave