【ACT26日】 連邦議会は、高等教育ローン返済の指数化を変更する新たな法を可決させた。教育ローンおよそ30憶ドルが帳消しにされる。
高等教育ローンのHELPは利子が加算されないが、毎年インフレを指標として負債が増加する。昨年は過去30年で最大の7.1パーセント増だった。インデクセーションが賃金伸び率を超えることのないように、来年6月1日から消費者物価指数(CPI)または賃金物価指数(WPI)のいずれか低いほうにすると決まった。昨年の7.1パーセントは3.2パーセントに、今年の4.7パーセントも4パーセントにそれぞれ引き下げられる。
HELPの負債平均2万7,000ドルに対し、およそ1,200ドル返金される。返済は国税局(ATO)が自動的に処理する。昨年6月1日以降に教育ローンを完済した場合も、税の負債が無い限り指定の銀行口座に自動返済される。
連邦のクレア教育相は「インフレの影響で教育ローンが膨らむことがないようにする」と話した。労働党政府はさらに、来年の連邦選挙で続投の際にすべての学生ローンを2割帳消しにすると公約している。平均2万7,000ドルの教育ローンは5,520ドル減額される。
ソース:news.com.au – Labor passes HECS indexation changes, three million Aussies set to be refunded hundreds