【ACT27日】 英国政府がビザ申請を必要としない渡航者を対象に導入する電子渡航認証(ETA)の申請が、このほどオーストラリアでも開始された。最大6か月までの滞在が可能で、赤ん坊も対象となる。申請料金は約20ドル。オーストラリアからは1月8日からETAを使った渡航が開始となる。
英国政府のウェブサイトによると、「赤ちゃんや子どもを含むすべての旅行者が対象となり、他の人の分を申請することも可能だが、一度申請料を支払うと払い戻しは行われない」という。申請の受け付けはオーストラリアのほかアルゼンチン、ブラジル、カナダ、グアテマラ、日本、ニュージーランドなどの国々でも始まった。
英国のマルホトラ移民・市民権担当大臣は今年9月、ETAの導入は旅行者に「スムーズな体験」を提供するためと説明。「デジタル化により、毎年国境を越えて渡英する何百万人もの人たちにスムーズな体験を提供できる」と述べた。
ETA申請の対象となるのは観光、家族・友人を訪問、ビジネス、短期留学などで滞在期間は最6か月となる。
一方、ビザを持っている人、英国のでの生活、労働、留学の許可を得ている人(EU定住制度の下で定住または事前定住している場合も含む)、英国およびアイルランドの市民、英国海外領土市民のパスポート保持者、二重国籍者などはETAを申請する必要はない。
申請にはパスポート、電子メールへのアクセス、クレジットカードまたはデビットカード、アップルペイまたはグーグルペイなどが必要だ。来年3月5日からはベルギー、クロアチア、フィンランド、フランス、ドイツ、イタリアなどの国が申請開始となり、4月2日からETAを使った渡航が可能となる。
ソース:news.com.au-Australians will need to apply for permission to travel to UK