【ACT29日】 オーストラリアのパスポート保持者は11月30日から、ビジネス、観光、家族訪問、乗り換えなどの目的で中国に滞在する場合、最大30日間までビザなしで訪れることができるようになる。
今年6月、中国の李強首相がオーストラリアを訪問した際、旅行者の移動を円滑にするため、オーストラリアを中国のビザ免除プログラムに含める方針を示していた。プログラムは来年12月31日までで、免除期間は当初15日間としていたが30日間に延長された。
大手旅行代理店のフライト・センターによると、オーストラリアと中国のビジネス旅行は今年7月から9月にかけて前年同期比で19%増加している。同社のエルフグローバルCOOは、オーストラリアと中国の間で、旅行需要が初めて新型コロナのパンデミック前の水準を超えると予想している。
エルフ氏はまた、企業が新しい旅行政策を利用し、ビジネス旅行の前後に休暇を加える「ビジネス+レジャー(bleisure)」の流行を積極的に取り入れる中で、旅行の時間を延長する企業が増えると予想している。
ビザなしで中国に入国できる国はオーストラリアを入れて14か国に達した。ニュージーランドは今年5月にプログラムに加わり、日本はオーストラリアと同様、11月30日から免除措置が開始となる。
ソース:news.com.au-China’s huge passport move for Aussies