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パブのオーナーが豪の日祝賀禁止 批判多数

【VIC2日】  オーストラリア国内で多数のパブやバーを運営する、ホスピタリティ大手オーストラリアン・べニュー・コー(Australian Venue Co)が、来年1月26日のオーストラリアデーを祝うパーティーの開催を禁止すると発表した。これに反対する人たちが、同社運営の店をボイコットしようとSNS上で呼びかける事態となっているようだ。

オーストラリア・べニュー・コーはVIC州、NSW州、QLD州、SA州で200軒以上のパブとバーを運営しており、各店舗のマネージャーに対し1月26日にオーストラリアデーの祝賀を許可しないよう通達した。

同社の広報担当者はヘラルド・サン紙の取材に対し、「オーストラリアデーは一部の人にとって悲しい日であり、一部のお客様やスタッフを傷つけることをあえてしないという決断をした」と説明した。

一方、QLD州のカナバン上院議員はオーストラリア・べニュー・コーの方針について、「道徳守護者」のようだとコメント。「パブは酒を扱うものであり、人々にパブで楽しく過ごさせて欲しい」と述べて批判した。

現在、国内では80以上の地方自治体が1月26日の市民権授与式の開催を回避している。また、先住民が多い地域では1月26日にコミュニティイベントを開催し、アボリジニの人々や植民地化に影響を受けた人へ支持を示す日となっている。

 

ソース:news.com.au-‘Moral high horse’: Outrage as major pub owner bans Australia Day celebrations

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