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急カーブなどに自発光線を試験導入 NSW

【NSW3日】  NSW州政府は今週、シドニー南部のブライ・パス(Bulli Pass)の急カーブに暗闇で自発光するラインマークを試験導入する。発光塗料を使ったラインマークは、日中に太陽光を吸収し夜間に発光する。道路標識が見えにくい場所でも、運転手は道路の形を確認できるようになる。

ラインマークが試験導入されるブライ・パスの急カーブは、夜間の接触事故が多発しており、6月30日午後9時から午前4時までの事故件数は125件に上った。

NSW州のグラハム道路担当大臣は今月1日に発表した声明で、「運転環境を改善することは、この交通量の多い道路を利用する何千人ものドライバーにとって助けになるだろう」と述べた。

NSW州では死亡事故の約3分の1が夜間に発生しており、グラハム道路担当大臣は「ラインマークの試験導入が上手くいけば、今後は衝突事故や接触事故が多く見通しに改善が必要な場所で導入を検討する」と説明した。試験実施期間は6か月で、その後、データや利用者のフィードバックをもとに試験の延長や他地域への導入について判断する。

VIC州では2022年に同じような発光性のラインマークを試験導入したが、「他の道路にも導入した場合の安全面における十分な利点が確認されなかった」として、最終的に広範囲の導入に至らなかった。VIC州の試験ではNSW州のような高速道路の急カーブなどは含まれなかった。

 

ソース:news.com.au-NSW to trial glow-in-the-dark road markings

 

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