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髄膜炎菌感染症28件に SA保健当局が警戒

【SA6日】  SA州保健当局は5日、アデレード在住の14歳の少女が髄膜炎菌感染症(Meningococcal disease)で入院したことを受け、感染拡大の懸念があるとして注意を呼びかけた。同州で今年確認された症例は28件に達し、23年の21件を上回っている。全国では80件以上に達している。

少女は感染が確認されるまでの間に複数人と接触したが、当局は全員と連絡が取れたことを確認している。また、少女が感染したのはB群髄膜炎菌株とみられる。

髄膜炎菌感染症は感染力が非常に高く、速やかに治療を受けなければ命にかかわることもある。ほとんどの症例は突然発症し、病状は急速に進行するため、早めに医療機関を受診し、診断を受けることが重要だ。乳児、幼児、青少年、若年成人は重症化しやすいという。

症状には頭痛、発熱、首のこばわり、嘔吐、光に対する敏感さ、筋肉痛、下痢、混乱などがある。皮膚に赤い発疹や紫色の小さい斑点、大きなあざが現れることもあり、手や足が冷たく感じることもある。

また、髄膜炎菌には13種類の菌株があり、A、B、C、W、Y型などの一般的なタイプを予防するためのワクチンが提供されている。ワクチンがすべての髄膜炎菌菌株に効果を発揮するわけではないため、症状の進行に注意が必要だ。

 

ソース:news.com.au-Warning as teenager fights for life with meningococcal disease

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