国際

バリナイン残り5人 帰国して一般市民に

【ACT16日】   2005年にインドネシアからオーストラリアにヘロインを持ち込もうとしたバリナインの残り5人が帰国した。5人はインドネシアで20年近く収監されていた。

15日夕方、シー・イー・チェンさん(39)、マシュー・ノーマンさん(38)、マイケル・チュガイさん(38)、スコット・ラッシュさん(39)、マーティン・ステファン(48)の5人は旅客機で帰国した。5人は今後国内で収監されることはない。連邦政府は5人に対し、一時的な住まいを提供したとされる。

5人を代表し、「オーストラリアとインドネシア両国で、長年にわたって帰国に向けた支援が行われた。非常にありがたく思う。社会に戻り、貢献するのを楽しみにしている」と声明が発表された。

アルバニージー首相は15日、ウォン外相とバーク内務相とともに「インドネシア政府の協力に深く感謝する。二国間の強い関係と相互尊重が反映された」「5人はオーストラリアで一般市民として復帰する。彼らと家族を尊重するようメディアに要請する」と共同声明を発表した。

2005年、9人はバリ島からオーストラリアにヘロイン8.3キログラムを持ち込もうとして逮捕された。主犯格のアンドリュー・チャンとミュラン・スクマランは2015年に処刑され、タン・ダック・ターン・ニュエンは2018年に胃がんで死亡した。唯一女性のリネイ・ローレンスは13年の収監を経て2018年に釈放された。

ソース:news.com.au – Remaining members of notorious Bali Nine arrive in Australia

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