【ACT18日】 今年度、オーストラリアへの新たな移民数は政府予想を8万人上回る。国内の住宅・賃貸市場をさらに圧迫すると懸念される。
中間予算案から、今年度の海外からの移民数は政府の予想を8万人上回る34万人になる見通しだ。昨年度の44万6,000人より少ないものの、国外への出国数も予想を下回っている。QLD州ロックハンプトンまたはNSW州コフス・ハーバーの人口に相当する数の移民が、予想を上回って入ってくる計算だ。
国内の住宅危機問題は深刻だ。全国の空き室率は昨年よりわずかに改善されたものの、1.8パーセントと非常に低い。
政府は、留学生数に上限を設ける法案を掲げたが、野党保守連合とグリーンズ(緑の党)の支持を得られなかった。
学生ビザからビジネスビザへの移行もタイトにしたものの、自国に帰る人が予想より少ない。政府はさらに、今年7月から学生ビザの申請料金を1,600ドルに引き上げた。向こう5年で17憶ドルの収入増と見積もられる。
一方、野党保守連合は向こう2年の新規永住者を18万5,000人から14万人に減らし、段階的に元のレベルに引き上げると提案する。
ソース:abc.net.au – Migration balloons by 80,000 above expectations, adding to housing pressures