【ACT19日】 カンタス航空の航空整備士らは、現在進行中の企業間協定交渉の一環として、9月下旬から労働争議を行なっているが、年末年始の多忙な旅行シーズンを前にストライキを行う可能性があると、カンタス航空は発表した。
ストライキが行われる場合、国内の主要空港が影響を受けると予想されている。
オーストラリア製造業労働組合(AMWU)のマーフィー事務官は、「航空機整備士は、カンタス航空に軽く見られていると感じており、その気持ちは誰もが知っている」とし「カンタス航空を交渉のテーブルに復帰させるにはホリデー中にストライキを起こすしかない。乗客に混乱が生じれば、カンタス航空の責任となる」と述べている。
同組合は「パンデミックの期間、カンタス航空が生き残るために、従業員たちは犠牲を払っていた。賃金が凍結され、何ヶ月もの間安定した仕事に就けなかった。一方で、カンタス航空は公的資金から20億ドル以上を詐取し、CEOの給与や役員賞与に数百ドルを支払っていた。航空整備士らは3年間で40%の賃上げを求めている」とした。
カンタス航空の広報担当者は、「当社は、この労働争議行為が利用者のホリデーへの影響を極力抑えるように真摯に対応していく。またエンジニアたちには、昇給、スキルアップなどを含むパッケージを提供し、今後数年間で収入を大幅に増やせるように検討していく」と回答している。
ソース:news.com.au – Qantas engineers to walk off job on one of the busiest travel days of the year
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