【NSW20日】 NSW州警視総監は、鉄道・路面電車・バス労働組合が賃金をめぐる労働争議を開始したことで、利用者たちは公共交通網の遅延と混乱に直面していると懸念を表した。
同組合は、NSW州政府との交渉が長引いているとしてストライキの中止を連邦裁判所から命じられていたが、19日に即時再開が認められた。ストライキが続いている間、利用者には代替手段を検討するように呼びかけている。
同州の公共交通機関が最も混雑する大晦日の日には、さらに1,000本の臨時列車が予定されている。しかし、NSW州運輸局のマーレイ事務局長は、今回の労働争議の影響で、シドニー全域の鉄道サービスの50%が影響を受ける可能性があると述べている。
ストライキ再開を受けて、同州の警視総監は、シドニー湾で大晦日を祝うためにシドニーを訪れる人たちにとって、列車のストライキは重大な懸念だとし「大晦日は25万人もの人々がシティを訪れて1日を過ごす。花火終了後、安全かつ迅速に人々を帰宅させるのが我々の任務だが、それが無理になる。花火大会の中止を政府に勧告する可能性も否定はしない」と説明した。
州運輸・道路相は「警視総監のコメントを真摯に受け止めている。この時期にストライキが開始されるのは乗客にとって非常に不公平。政府は大晦日の乗客とビジネスを守るため、あらゆる法的手段を講じる」と回答した。
ソース:news.com.au – Cancel the fireworks’: Top cop’s NYE warning