【VIC29日】 メルボルンの19歳の少年が、多数のテロ行為を計画した疑いで警察に拘束されている。内容は、学校で銃乱射、大学に爆発物を仕掛ける、メルボルンの給水システムを汚染するなど。
今年2月、米連邦捜査局(FBI)からの情報で少年は初めて国内当局の注意を引いた。拳銃の製造や銃乱射後の逃走に関する情報を求め、いじめの報復行為を行う意思を投稿していた。少年の名前や通った学校名は明らかにされていない。
2月に最初の家宅捜索が行われ、以降たびたび行われた。自作の銃と爆発装置の計画書と部品、弾薬などテロ500回分、さらに手書きのメモが多数見つかったとされる。メモ書きには、大学に爆発物仕掛け、薬品を使って電車を脱線、母校で銃乱射、警察と市民への攻撃など大量の死傷者を想定するものもあった。少年は過去にモナシュ大学で化学または薬学の履修を希望したが、却下されていた。
少年は今年4月に起訴され、厳しい条件下で保釈を拒否された。条件の一つだった精神科医とのセッションは、“VIC州警察のスパイ“と思い込んで拒んだ。
9月の家宅捜査でさらにメモ書きや計画書、薬品、大量犠牲者を出した事件映像などが見つかった。メモ書きは暗号化され、警察は解読に取り組んでいる。
今月の2回目の起訴で、メルボルンのマルコム・トーマス治安判事は少年の保釈を許可しなかった。留置所内でテロ計画の構想を続けているとして、少なくとも年明けまで拘留される。
ソース: news.com.au – Melbourne teenager who allegedly planned terror attacks to remain behind bars over Christmas