【ACT29日】 来月1日から、オーストラリア国防軍(ADF)は米国、英国、カナダ国籍の一部永住者の入隊を可能にする。今年7月からニュージーランド国籍者のADF志願が可能になり、すでに400人が入隊の手続きに入っている。
1月1日から、ニュージーランドに加えて米国、英国、カナダ国籍で条件を満たす永住者はADF入隊を志願できる。オーストラリアを含むこれら5カ国は「ファイブ・アイズ」として機密情報を共有する。少なくとも過去12か月国内に滞在し、過去2年以内に外国の軍隊に所属していないことが条件だ。また、ADFで90日間勤務後に市民権を申請する資格を持つことになり、市民になることが求められる。
政府・独立した分析機関ともに、2034年までに大規模な地域紛争が発生すると警告する。政府は国防軍に数百億ドル注ぎ込み、兵器の自国製造を含み攻撃・防衛両面に力を入れている。ADFは2024年から毎会計年度、非市民350人の新規雇用を目標としており、今年は入隊者が24パーセント増加すると予想される。
政府は29日、新たなADFのフィットネスアプリを明らかにした。志願者が入隊に必要な健康の目標値を達成できるよう支援する。キーオ退役軍人相は「健康と体力を維持して賃金を得られるのは、ADFの恩恵の一つ」「新年は、新たなキャリア挑戦に良い機会だ」と話した。
ソース: news.com.au – Australia to open Defence enlistments to Five Eyes citizens