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豪政府系ファンドの「ワイルド」な投資先 トップ10は?

【ACT4日】   オーストラリアの政府系ファンドのフューチャー・ファンドは2,250億ドル(約22兆円)の税金で運営されているが、ラーメンからオンライン・ギャンブルまでかなりワイルドな投資を行なっている。

同ファンドは、2024年に17万人を超える公務員の退職金を支払うためのもの。アメリカの石油会社やアフリカの鉱山、中国の銀行やブラジルのレンタカー会社まで、ありとあらゆる業種に首を突っ込んでおり、ソーシャルメディア・プラットフォームのスナップチャットにも数十億ドルの出資をしている。

昨年11月、チャーマーズ財務相は同ファンドの運用委託を若干変更し、投資において住宅や再生可能エネルギーなどの国家的優先事項を考慮するよう理事会に課している。

この投資先は不発に終わるのか、それともこの野心がオーストラリアを大金持ちにするのだろうか?

同ファンドのワイルドな投資先のトップ10は以下の通り

(銘柄ピックは昨年6月30日からの同ファンドの最新保有報告書から抜粋)

  1. 暗号通貨 – Coinbase Global (468万8,842ドル相当を保有)
  2. 米国のオンライン・ギャンブリング – Flutter Entertainment (288万2,210ドル相当)
  3. 物議を醸したテクノロジー企業 – スナップ (204万3,215ドル相当)
  4. 中国のエナジードリンク- Eastroc Beverage (72万5,675ドル相当)
  5. リキュール、ワイン、ノンアル飲料などのブランド保有する酒造メーカー – Davide Campari-Milano N.V.(55万1,000ドル相当)
  6. 英仏海峡 – Getlink(54万3,629ドル相当)
  7. ラーメン – 東洋水産(17万9,353ドル相当)
  8. 古本屋 – ブックオフグループ・ホールディングス(2万5,370ドル相当)
  9. 宇宙ごみ – アストロスケール・ホールディングス (1万4,685ドル相当)
  10. 漫画とコミック – WEBTOON (2,871ドル相当)

 

ソース:news.com.au -Ramen and crypto: The 10 wildest Future Fund investments

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