【SA6日】 SA州で、今年7月から公共交通機関内でジャンクフードなどの宣伝が禁止される。グリーンズ(緑の党)は、国全体で同様な規制を導入するよう求める。
7月1日からアデレードのバス、電車およびトラム内で健康に良くないとされる食品の宣伝が禁止される。ジャンクフードやソフトドリンクだけでなく、ミューズリーバー、ポテトチップス、フレーバー付きミネラルウォーター、ハムなど加工処理肉もリストに入っている。
ピクトン州保健・福祉相は「全国で肥満率が上昇しており、現在たばこを抜いて一番の公衆衛生問題だ」と話した。改革なしで、昨年生まれた子どもの平均余命は7か月短くなると見積もられる。SA州の成人のおよそ63パーセント、子どもの35パーセントが現在体重超過または肥満だ。
ACT(首都特別区域)も2015年から、バスで同様な規制を導入した。
グリーンズのサラ・ハンソン・ヤング上院議員はSA州の決定を歓迎した上で、「テレビやネットで子どもたちはジャンクフードの宣伝に常にさらされている。改革には政府介入が必要だ」と話した。
政府は70年代以降、健康被害を懸念してたばこ製品の宣伝を禁止してきた。現在は電子たばこ製品にも拡大された。
ソース:news.com.au – Calls for federal ban on junk food ads after South Australia blocks them from public transport