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フィットネスアプリ ユーザデータを第三者提供 調査から

【ACT9日】   オランダのサイバーセキュリティ会社Surfsharkの分析によると、フィットネスアプリの80%がユーザーデータを第三者と共有していることが判明した。

これらの第三者は、一般的にデータブローカーや広告主である、Surfsharkは、最も人気なエクササイズとパーソナルトレーニングの2つのアプリが、最多のデータを収集していることを調査で確認した。分析対象となった15のアプリが平均12種類のデータを収集しているのに対して、StravaとFitbitが最多の21種類のデータを収集している。一方で、食事、瞑想、ワークアウトアプリのCentrは、ユーザーID、製品インタラクション、クラッシュデータの3種のみ収集されているが、積極的に追跡されているのはクラッシュデータのみ。

Surfsharkの最高セキュリティ責任者であるスタミュリス氏は「我々の調査によると無料アプリは有料アプリに比べて第三者と共有するデータが著しく多く、プライバシーへの影響を査定することの重要性を浮き彫りにしている」と警鐘を鳴らし「データ保護に対する責任のあるアプローチは、ユーザーにアプリの有料版や代替アプリを提案したり、本当は必要ではないかもしれない許可を与えなくてもアプリが機能するかどうか検討するように促すことかもしれない」と述べた。

フィットネスアプリの使用に関するオーストラリアのデータは乏しい。2021年のオーストラリアの調査では、24%がフィットネス・トラッカーを使用、23%がスマートウォッチ使用していると報告されている。

オーストラリア空軍の専門能力開発サイト「 Runway」では2022年、ウェアラブル技術がハッキングされていることについて一般的な警告を発している。また、オーストラリア・スポーツ協会は、収集が許可されているデータポイントを慎重に選択するように、アスリートに対して警告しており「どのような設定を入力する場合でも、プライバシーをさらに守りたい時や場所がある時は、デバイスを外したり、電源を切ったりする方が良い」と注意喚起をしている。

 

ソース:news.com.au – Fitness apps sucking up 21 different types of user data, study finds

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