国際

米LA火災 豪人男性も犠牲

【ACT12日】   米国ロサンゼルスで燃え続ける大規模火災で、豪人男性1人も犠牲となった。

ロサンゼルスの大規模火災で建物1万棟以上が焼失し、少なくとも11人が死亡、さらに13人が不明となっている。

ローリー・カラム・サイクスさん(32)は脳性まひを患い、マリブの自宅で死亡した。自宅に火が近づいたため、母親のシェリー・サイクスさんが緊急電話に連絡したがつながらず、シェリーさんはローリーさんを残して400メートル先の消防署に助けを求めに向かった。消防隊と自宅に戻った際、自宅は焼失していた。

シェリーさんは、屋根の火の粉を消そうとしたところ、ホースから水が出なかったとして、地元のラス・バージーンズ自治体の水道会社を責めた。

オーストラリアの外務省はサイクスさん家族の支援を続ける。

ローリーさんは生まれつき盲目と脳性まひを患い、数々の手術とセラピーを経て視力を回復し、歩けるようになった。英国生まれだが、NSW州の学校に通った。短い間だが幼少期は、俳優・モデルとして英国のテレビ番組やシドニーのオペラハウスでもパフォーマンスを行った。大人になってからはオンライン・ゲイマー、慈善家、講演者として活躍した。

シェリーさんは、ローリーさんの育児を通した経験から、著書「Callum’s Cure: A Triumph of Positive Parenting」を執筆した。

ソース:news.com.au – Death of Australian in California wildfires unable to be officially confirmed until cadaver dogs locate body

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