【NSW16日】 シドニーで鉄道職員によるストの混乱が続く中、15日夜に突然の豪雨に見舞われ、仕事帰りの多くの人がウーバーを利用したもようだ。ウーバー料金は通常の2倍以上と高額の料金を支払った人も多く、フェイスブック上などで話題となっている。シドニーでは15日、電気工業労働組合と鉄道・トラム・バス労働組合による労働争議の影響で数百本の鉄道サービスがキャンセルとなった。
15日夜は交通の混乱に加え、突然の豪雨と雷雨で男性一人が死亡、少なくとも9万5,000軒世帯および店舗が停電した。
通勤者を中心にウーバー利用者が急増したことを受け、ウーバーの乗車料金が跳ね上がったことがフェイスブック上で話題となっているようだ。
ある利用者は、通常30ドルで済むはずの移動に55ドルを支払ったと報告。シドニー市街のピーターシャム―サリーヒルズ間では、ウーバーの乗車料金が1月6日から16日までの10日間で18ドルから38ドルに跳ね上がったという。
一方、ウーバーは15日16日の両日、料金の値上がりに上限を設ける措置を講じたものの、こうした料金の上昇が確認されたようだ。ウーバーの広報担当者は上限料金を明かしていないが、上限が設けられなければ料金はさらに値上がりしていた可能性もあるようだ。
NSW州交通局の広報担当者は、15日にウーバー料金の上限が設定され、16日にも延長されたことを確認。また、ウーバーのゼネラルマネージャーのドム・テイラー氏は、「大規模な混乱が発生した場合、ウーバーは人々を必要な場所に送り届ける重要なセーフガードである」と述べた。また、NSW州のへーレン交通相はウーバーとの合意について、交通網に深刻な問題が発生した場合には料金の値上げが制限されるということだと説明した。
ソース:news.com.au-‘Not fair’: Uber fare prices double as trains cancelled amid rail dispute and wild weather in NSW