【VIC16日】 オーストラリアのサーファー文化のパイオニアで、サーフブランド「クイックシルバー(Quiksilver)」の創設者であるアラン・グリーン氏が16日、VIC州トーキー(Torquay)の自宅で死去したことが分かった。77歳だった。
グリーン氏は1969年、22歳の時に友人で同業リップカールの共同創設者でもあるブライアン・シンガー氏らとともに、トーキーの小さな別荘でサーフィン用のウェットスーツを作り始め、現代のサーフウエアのパイオニアとみなされるようになった。
グリーン氏はその後、ボードショーツのデザインの先駆者として、70年代初めにはマジックテープ付きのフライや2つのスタッドといった今では一般的となった特徴を取り入れた。また、同氏のデザインには切り替え布を取り付けた「ヨークウエスト」や、サイドの裾が切られたスキャロップ仕様が特徴的で、海外のサーフチャンピオンたちの目を引き、すぐに映画や雑誌に登場するようになった。
サーフィンの殿堂入りを果たしたロッド・ブルックス氏は、グリーン氏を「真の伝説」と称え、「(グリーン氏が)最も大切にしていたのは妻バーブとフレッチャー、ホリー、ロクシーだった」、「彼の生き様は素晴らしいものであり、クイックシルバーの伝説やVIC州や世界で作り上げた数多くの仕事とともに永遠に記憶に残るでしょう」と述べた。
ソース:news.com.au-Quiksilver co-founder and Australian surfwear pioneer Alan Green dies aged 77