【NSW18日】 シドニーは数日間にわたる激しい天候に見舞われ、世界で最も有名なビーチの一つは、見る影もない状態となっている。
シドニーのシンボル的存在のボンダイ・ビーチは、NSW州の大部分を襲った激しい暴風雨の後、廃墟のような状態になっている。大雨と強風が海岸線を襲った後、18日には州救急サービス、自治体、そして地元民は、観光客で賑わうボンダイ・ビーチの復旧作業に追われた。
マンリー、クージー、ボンダイを含む東海岸では大うねりが発生し、最大4.9メートルの高波が記録され、危険な状態のため各エリアへのフェリーは欠航となった。
配電会社のAusgridによると、暴風雨により17日の夜には6万8,000件の停電が発生し、今朝も2万8,000件が停電中だという。
ニューカッスル北部のファーンデール・キャラバンパークでは、チチェスター・ ダムへの流入量が増加し、ウィリアムズ・リバーが氾濫し続けているため、18日朝に住民に避難勧告が出された。
州救急サービスによると、この暴風雨により6,598件の事故が報告されており、その多くが、倒木、家屋損壊、電線倒壊だったという。シドニー中心部のハイドパークでは、2人が大木の下敷きになる事故が発生したほか、ドラモインで17日午後のピーク時に屋根の波板が吹き飛ばされ車に落下した。
気象庁は、18日朝に同州に14の警報を発令しており、雨と風の強い状態が続くとしているが、午後からは低気圧が本土から遠ざかると予測しており19日には落ち着くとしている。
ソース:news.com.au – Iconic Bondi Beach unrecognisable after strong winds and heavy rain hammer city