【VIC20日】 VIC州政府はガソリンスタンドに対し、ガソリン価格変更の前日に引き上げを公表し、24時間有効の価格上限を設定するよう義務付ける考えだ。
ガソリン価格変更の事前公表や24時間の価格上限設定について、VIC州政府は州議会で導入・討議する予定だ。アラン州首相は「ガソリン価格の透明性を追求することで、メルボルン市民は年300ドル以上節約できるだろう」と話す。
VIC州では現状、小売店による価格報告は自主的でまばらだ。州政府は州内1,500以上のガソリンスタンドに価格報告を義務付け、「サービス・ビクトリア」のアプリから価格を確認できるようにしたい。さらに、告知された価格を超えて引き上げた小売店に対する罰則も検討している。
国内のガソリン価格は首都特別区域(ACT)、ブリスベン、シドニー、メルボルンの順に高い。2017年に最高だったダーウィンは、リアルタイムの価格情報を導入し、スタンド間の競争も増したことで、現在はパースに続いて価格が低い。WA州はガソリン市場が非常に厳しく規制され、州政府による価格データベースも存在する。価格変動サイクルも、火曜が最安値で安定している。
価格の報告制度はメリットもあるが、平均価格を押し上げるリスクもある。国内のコンビニエンス・石油マーケティング担当者協会(ACPMA)のマーク・マッケンジーCEOは「正確なガソリン価格をタイムリーに消費者に伝えるのを強く支持するが、うかつに競争を抑制すれば価格上昇につながる」と話す。
ソース:news.com.au – Victoria to push for mandatory fuel price reporting, 24-hour price caps in bowser pricing shakeup