【NSW21日】 21日未明、シドニー東部の保育園に発火物が投げ入れられ、反ユダヤ主義的なヘイトメッセージの落書き多数も残された。アルバニージー連邦首相も現場を訪れた。
21日午前1時頃、マルーブラのストーリー・ストリートの保育園で火災が発生した。消防隊が消火したが、建物は大きく損傷した。事件当時は中に人はおらず、けが人はなかった。NSW州警察によると、建物の外壁に反ユダヤ主義のヘイトメッセージが書かれていた。
21日朝、アルバニージー連邦首相はミンズNSW州首相とともに現場を訪れた。アルバニージー首相「多民族都市のシドニー市民が早朝一番に聞くニュースではない」と憤りを表した。ミンズ首相も、「ユダヤ教礼拝所の隣との理由で、子どもたちが教室に戻る朝に保育所を燃やすとは最低だ。警察が捜査する」と述べた。
17日にも、シドニー東部のドーバーハイツで道路に駐車された複数の乗用車が燃焼し、住宅の壁に赤いペンキが塗られる事件が発生した。この住宅は、国内のユダヤ民族総務会のアレックス・リチン共同責任者が以前所有していた。リチン氏はソーシャルメディアのXに「子どもたちにとって最も安全と考えられる場所に子どもを送って安全かどうか、家庭内で話し合いが行われる」「国内のテロリストや反ユダヤ主義者によって礼拝所、住宅、保育園も標的に遭った」「国を崩壊する病気だ。国の緊急事態として国家内閣の対応が必要だ」と投稿した。
ミンズ州首相は来月の州議会再開の際に、ユダヤ教の礼拝所保護やヘイトクライムに関する法を変更する意向だ。
ソース:news.com.au – Anthony Albanese visits Sydney childcare centre firebombed and graffitied in suspected anti-Semitic attack