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オンラインショッピング大手「キャッチ」 閉鎖へ

【ACT21日】   パースに本社を置くウェスファーマーズは、所有するオンラインショッピングサイト「キャッチ」の閉鎖を発表した。海外の競合サイトの圧力が背景にある。

ウェスファーマーズはオーストラリア商品取引所(ASX)に対し、キャッチの事業運営を終了すると発表した。同社は2019年に2憶3,000万ドルでキャッチを買収した。キャッチは今会計年度前半で最大4,000万ドルの経営損失が予想される。

キャッチのネット通信販売センターは小売り大手のKマートグループに移行する。従業員およそ100人は別の職務に移動するが、190人は職を失う。

「Temu(テム )」「Shein(シーイン)」「アマゾン」など海外のオンラインショッピングサイトの進出により、国内企業は難しい状況に置かれている。シーインは2022年、テムは2023年にオーストラリアに進出し、大きな割引商品で国内市場の競争を激化させた。

国内の電子機器・家具小売り大手「ハービー・ノーマン」のゲリー・ハービー会長は16日、「国内の小売業にとって非常に厳しい状況だ。海外企業はオーストラリア国内で納税の義務がなく、雇用もしない」とザ・ウエスト・オーストラリアン紙に話した。

ソース:news.com.au – Wesfarmers to wind down Catch as costs spiral

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