【NSW21日】 2023年にNSW州ハンターバレーでバスの横転事故が発生し、乗客10人が死亡、25人が負傷した。この事故を受けて、国内のすべてのバスにシートベルトが装備される。
2023年の事故は、結婚式から宿泊先に向かう途中で発生した。事故後、新郎の父のジョン・ガフニーさん、事故で息子のザックさんを亡くしたアダム・ブレイさん、事故で負傷したアレックス・ティガニさんの3人は、バスの安全に関するタスクフォースを設立した。
連邦政府は21日、バスの規制に関する変更を発表した。2026年11月1日以降製造されるすべての短・長距離バスにシートベルトの装備を義務付け、2027年11月1日からは国内のすべてのバスにシートベルトを義務付ける。さらに、航空機内同様に音声やビデオで乗客にシートベルト着用を促す。
バス業界連合(BIC)は、「世界で最も厳しいバスのシートベルト規制」「バスにシートベルトがあったら、法で着用を義務付けるべき」と変更を承認した。現在、バスのシートベルト着用率は7パーセント程度の低いケースもある。
ガフニーさんは「今日の変更は、バスの安全基準の出発点または氷山の一角に過ぎない。欧州や国連の基準に後れをとっている」と話した。ガフニーさんらは速度、注意散漫、疲労監視システムについても変更を求めている。
ソース:news.com.au – Massive bus and coach safety reforms introduced after Hunter Valley crash