【NSW23日】 服飾・靴販売のリバーズ(Rivers)は今年4月中旬までに国内の136店舗を閉店する見通しであることが分かった。親会社のモザイクグループが昨年10月に経営破綻し、複数の傘下ブランドがすでに閉店している。リバーズの閉店では約650人が職を失うと予想されている。
モザイクグループの管財人である会計大手KPMGは声明の中で、「象徴的なオーストラリアのブランドを閉鎖するという困難な決断を下した」と述べ、リバーズの売却計画が実現しなかったことを明らかにした。KPMGのハーディー氏は、KPMGとFTIコンサルティングが引き続きモザイク傘下のブランドであるミラーズやニノBなどの売却に取り組んでいると述べた。
モザイクグループが展開していたケイティーズ、ロックマンズ、クロスロード、オートグラフ、Wレーン、ビーミーなどがすでに閉店している。
リバーズは1979年に創業し、1999年には国内で初めてオンラインショップを開設するなどファッション業界をけん引してきた。RMITのファッション専門家であるタン博士は、閉店は時代の流れだと指摘し、「市場の進化に適応することが重要」と述べた。また、顧客との新たな関わり方を模索したり、商品ラインを多様化したり、オンラインでの存在感を強化するなどの努力が必要との見解を示した。
タン博士はリバーズの閉店を受け、残されたノニBとミラーズにとって今後の道のりはさらに厳しくなったとする一方、「適切な戦略と支援があれば、厳しい時期を乗り越えられるかもしれない」と話した。
ソース:abc.net.au-Rivers was one of Australia’s first online retailers. How did it fail?