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オージービーフの輸出 2024年に過去最高を記録

【ACT24日】   農務省が発表したデータによると、オーストラリアの赤身肉輸出が過去最高を記録したことが明らかになった。

同データによると、940億ドルの農水産林業における主要品目である牛肉の輸出量は、2023年から24%増の134万トンに達した。この数値は、2014年の過去最高記録129万トンを4%上回ったことになる。

また、羊肉の輸出量も2023年から15%増加し、過去最高の61万4,396トンに達している。マトン肉の輸出は22%増の25万5,098トン、ヤギ肉は過去最高の5万1,489トンに拡大した。牛肉、ラム肉、マトン肉、ヤギ肉を含む赤身肉の輸出は1年間で220万トンに達した。

この好況は、主要輸出先である中国との貿易正常化、英国、インド、アラブ首長国連邦との新たな自由貿易協定を背景にしている。コリンズ農林水産相は、この数値は世界中の消費者が、オーストラリアの食品を信頼していることを示しているとし「豪中関係の安定化、UAE、インド、英国との新たな自由貿易協定、東南アジア全域での規制緩和は全て、オーストラリア政府が国内の生産者、加工業者、輸出業者のビジネス方法を大幅に改善したことを表している。オーストラリア・デーは国内の食肉産業の成功を祝う絶好の機会」だと述べた。

オーストラリアにとって最も新しい自由貿易協定であるUAE協定は、オーストラリア製品の99%以上の関税を撤廃するもので、ファレル貿易相は「これは、牛肉や羊肉生産者を含む国内の農家や生産者にとって非常に良い協定。オーストラリアからの食品・農産物の輸出だけで毎年5,000万ドルの関税削減が見込まれる」と昨年9月の協定発表時に述べていた。

 

ソース:news.com.au – Australian red meat exports hit record highs in 2024: DAF

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