【ACT30日】 オーストラリアのスーパーマーケットでは、高い需要と鳥インフルエンザの影響により卵不足が依然として続いており、購入制限を設けている店舗があるようだ。
6か月前に発生したインフルエンザはNSW州、VIC州、ACT(首都特別地域)の農場に広がった後、国内市場最大の感染拡大となり数千羽が処分された。インフルエンザの拡大当初、ほとんどの州で最大2パックまでの制限を導入していたが、今月に入り再び商品の不足が目立ち始めていることが、SNS上などで報告されている。
ある買い物客は、「カーリングフォード、ウエストライド、アーミントン、ノースパラマタのウールワースを回ったが卵はなく、空のパックだけが並んでいた」と投稿。またある人は、「近くのアジア系スーパーに行ったが卵はなかった」と投稿。さらに、「スーパーで2週間卵が手に入らなかったが、韓国系の食料品店で18個入りを買えた」という人もいた。
当局は、季節的な需要の増加、鳥インフルエンザ、業界の規制などが卵不足の要因との見方を示している。
オーストラリア卵農家協会のメリンダ・ハシモトCEOは、年末年始やホリデー中に需要が増えたことが不足の一因だとしている。また、オーストラリアン・エッグ社のローウェン・マクモニーズ社長は今月初め、国内の卵生産は鳥インフルによる損失にもかかわらず底堅いとし、「毎日少なくとも1,800万個を生産している」と述べ、在庫がない店もあるかもしれないが、他の店舗では十分在庫があると説明した。
ソース:news.com.au-Supermarket egg sections across the nation left empty as major shortage rocks Australia