【QLD31日】QLD州北部遠方にある複数の遊泳禁止となっている場所で、今年に入りすでに6人が命を落としていることが分かった。当局は観光客などに対し注意を呼びかけている。このうち1人は32歳のインドネシア人観光客で、ケアンズから南へ30キロメートルのジョセフィン滝で意識がない状態で発見されたもようだ。
QLD州の環境・観光・科学・イノベーション省で主任レンジャーを務めるクロス氏は、死亡事故が制限区域内で発生しているとして、これらの場所は安全上の理由から立ち入りが禁止されていると説明。「標識に注意を払い、国立公園内の制限区域には立ち入らないことを求めている」と話した。
また、度重なる事故を受け、トロピカル・ノースクイーンズランド観光協会は当局と連携し、遊泳の安全に関するビデオ教材を複数の言語で作成した。観光客に美しい水泳スポットや滝を楽しんで欲しいとする一方、安全を最優先するよう呼びかけている。
QLD州消防救急局のグウィン局長は、滝つぼを訪れたり泳いだりする際、伴う危険を軽視する人が多いと指摘。「多くの事故は指定された道や歩道を歩き、指定されたエリアで泳ぎ、水位や流れに注意を払うことで回避できる」と話した。
また、ファーノース地区のフィッツギボン警察局長は、救助作業を行うのが困難な地形で事故が発生することが多く、救助隊員の命を危険にさらすことにもつながると指摘し、「地域社会の協力が必要」と述べた。
ソース:news.com.au-Dire warning from after shock summer drownings in Far North Queensland