【ACT18 日】 オーストラリア連邦準備銀行(RBA)は、18日の定例会で政策金利を0.25パーセント引き下げ、4.1パーセントにすると決定した。引き下げは2020年11月以降初めてだ。
RBAのブロック総裁は「住宅ローンの利率が大きく上昇したと理解しているが、インフレを引き下げなければ利率も下がらず、高インフレと高利率から動けなくなる」と話した。
RBAの発表直後、国内大手4銀行は住宅ローンの利率を0.25パーセント引き下げて顧客に還元した。今日の決定により、ローン50万ドルを抱える世帯は月80ドルまたは年960ドルの節約となった。
市場は今年中に75ベーシスポイント、さらに来年15ベーシスポイントの計90ベーシスポイント下がり、政策金利が3.45パーセントまで下がると予想する。
ブロック総裁は、「インフレが再上昇するリスクがある」と繰り返し訴え、この傾向が見られたら再び金利を引き上げると警告した。また、「市場は来年半ばまでに数回の引き下げを予想しているが、自信を持ちすぎ」と加えた。
ソース:news.com.au – RBA cuts cash rate for first time since November 2020 in huge boost for homeowners