生活

1月の失業率 4.1%とわずかに上昇

【ACT20日】  オーストラリアの1月の失業率は4.1%と前月から0.1ポイント上昇し、12月の4%からわずかに増加するとしたエコノミストの予想とほぼ一致したことが、豪政府統計局(ABS)の最新データから明らかになった。失業率が小幅な上昇を示したのは、求人を上回る求職者があったためとみられる。

ABSのデータによると、1月の就業者は4万4,000人だった一方、失業者は2万3,000人だった。ABSの労働統計部長のジャービス氏は、「雇用者数と失業者数の両方が増加したことで、労働参加率は0.1%上昇し、67.3%と新たな記録を達成した」と述べた。

25年1月の月間労働時間は0.4%減少しており、ABSは1月に通常より多くの人が休みを取るなど労働時間の短縮を反映した。ジャービス氏は、「過去3年間と同様、1月はすでに仕事を持っており、これから再び仕事を始める、または仕事に戻るという人が多かった」と述べた。

今週、25ベーシスポイントの金利引き下げを発表した豪準備銀行(RBA)のミシェル・ブロック総裁は、労働市場がやや厳しい状況であるにもかかわらず、インフレが緩和できたことに「少し驚いている」と述べた。さらに、インフレ圧力を加えることなく失業率を低く抑えることに成功はしているが、「リスクはある」と慎重な姿勢を示した。

 

ソース:news.com.au-New figures reveal 23,000 Aussies lost a job in January

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら

政治

2025/26年度連邦予算案発表

【ACT25日】   連邦のチャルマーズ財務相は25日夜、2025/26年度予算案を発表した。直近に迫る連邦選挙を前に減税、保健、さ…