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有毒植物 ギンピーギンピーに注意を

【NSW21日】  オーストラリアの低木地などでみられるギンピーギンピー(Gympie Gympie)という名前の植物について、専門家らが触れないよう注意を呼びかけている。大きな緑の葉を持ち一見したところ無害に見えるが、世界で最も毒性の強い植物の一つと知られ、毒素が何年も皮膚に残るおそれがある。

ギンピーギンピーはオーストラリア全土でみられるが、NSW州のノーザン・リバーズ地域からQLD州ケープ・ヨーク半島にかけて広く分布している。

ある男性は、ほんの少し触れただけだったが、「ヘビにかまれるよりも痛かった」、「経験から、絶対に触りたくない植物だ」と述べた。男性によると皮膚の痛みは数か月にわたって残り、皮膚を掻くと必ず炎症が起きたという。

専門家によると、ギンピーギンピーに接触すると微小な毛が皮膚に入り込み、これが「信じられないほどの痛み」を引き起こすという。

また、環境団体ランドケア・オーストラリアのコーディネーター、ソフィー・ブレア氏によると、ギンピーギンピーはイラクサの一種で植物の防御機能として微細な毛が多数生えており、強い毒性の刺毛を持つ。刺された場合はすぐに医療機関を受診し、微細な毛がさらに皮膚に入り込むのを防ぐため、皮膚をこすらないことが大切と述べた。

 

ソース:news.com.au-‘Incredible pain’ caused by deceptively venomous Aussie plant

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