【ACT24日】 調査から、生活コストの上昇により国内で退職時期を先送りしている人が多いと分かった。43歳以上の6人中1人が過去2年以内に退職時期を先送り、または復職した。
比較サイトのファインダーでスーパーアニュエーション(確定拠出型年金)を専門とするパスカル・ヘルヤー・モレイ氏は、「退職後の蓄えが危機に陥っている。退職後を夢見て勤勉に働く人が多い中、多くの人にとって退職はオプションにない」と話した。
スーパーアニュエーション基金運営企業のコロニアル・ファースト・ステート(CFS)が行った調査からも、50歳以上の多数が退職時期を先送り、または支出の削減に努めているとわかった。50歳以上の2人中1人以上が、「経済的余裕のある退職後が遅れると思えない」と答えた。
また、すでに退職した人の4分の3以上が「食料品や光熱費など生活必需品で年金が消える」と話した。
さらに、退職後に負債を抱える人も少なくなく、4人中およそ1人が「年金で返済を賄っている」と話した。負債を抱える割合は、持ち家のない退職者では30パーセントに増加する。
CFSのケリー・パワー氏は「厳しい経済状況を受けて、専門家の意見を求める人が増えている。財政アドバイスを受けた人は退職後のゴールに向かって備え、より明るい展望を持っているようだ」と話した。
ソース:news.com.au- ‘Retirement savings crisis’: Aussies forced to work longer due to cost of living