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ホームレスのキャンプ許可を撤回 QLD州モートンベイ

【QLD27日】  QLD州のモートンベイ市議会は26日、ホームレスの人たちが公共の場にテントなどを持ち込んで寝泊りできる枠組みを廃止すると発表し、27日朝から市のレンジャーたちがテントや車両の検査を開始したことが分かった。

同市議会は、ホームレスの人たちが公共の場で寝泊りやキャンプをすることを違法とする法改正を行い、3月12日から施行する。見回りのレンジャーたちは27日、書類を持って車で寝ているホームレスの人や、空地に椅子を設置している人たちと話をした。

モートンベイ市議のスコット・ウォーターCEOは決定について、「コミュニティのニーズを反映している」と述べ、議会は「市の条例が遵守されていることについて、地域住民から大変大きなサポートを得ている」と述べた。

もともとの枠組みでは、ホームレスの人たちは「さまざまな規律を守る」限り、「無期限」に滞在することが許可されていた。ただ、薬物や飲酒など、公共の場所での違法行為が増加し、公共の場所の利用者や市職員への攻撃的な行為が増えたことが、今回の決定につながったとの見解を示した。

モートンベイ市のフラナリー市長は、今後の対策として住宅省、保健省、警察に「それぞれの役割を果たすよう」呼びかけた。住宅省と公共事業省の広報担当者は、「支援サービスと連携し、ホームレスまたはホームレスになるリスクがある人に対し支援を提供していく」と話した。

 

ソース:news.com.au-Sad scenes after council makes homeless camping on public land illegal

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