【ACT6日】 海上で停滞していたサイクロン・アルフレッドは、予想より遅れて上陸するとみられている。影響を受けるとみられる地域は、サイクロンに備える時間がやや長く確保できることになりそうだ。ゴールドコーストやサンシャインコースト、ブリスベン湾岸一部では、すでに影響が出始めている。
サイクロン・アルフレッドは6日正午過ぎの時点で、ブリスベンから約245キロメートル沖合、ゴールドコーストの東北東225キロメートルの位置にある。5日夜から進度が遅くなり、時速10キロメートルで西方に進んでいる。
気象局のコロッピー氏は、「サイクロン・アルフレッドは一時的に進行方向を反転させ、この不規則な動きによって上陸が遅れる結果となった」と述べた。7日早朝にヌーサとクーランガッタの間で上陸する可能性が高いとの見方を示した。
サイクロンの規模を示すカテゴリーについて、コロッピー氏は「昨日はカテゴリー3に発展する可能性があるとの懸念があったが、その可能性は低くなっている」と述べた。カテゴリー2では、強風により住宅や標識、樹木などに軽度の損傷、農作物に大きな被害が及ぶとされている。
気象局によると、NSW州北部地域では6日午前9時までの24時間で200ミリメートル以上の降水量があった。QLD州南東部やNSW州北部、特にブリスベンからNSW州中北部にかけては、大量の降雨が予想されている。
ソース:news.com.au-Is Cyclone Alfred crossing the coast later than expected good news or bad?