【ACT12日】 米国は、12日からオーストラリアを含むすべての国からの鉄鋼およびアルミニウムに25パーセントの関税を課す方向だ。アルバニージー連邦首相は除外を要請しているが、米国側は拒否している。
12日(米国時間)から、すべての国から米国に輸出される鉄鉱およびアルミニウムに25パーセントの関税を課される。ラッド駐米オーストラリア大使は12日午前6時頃(豪時間)、関税の最終決定について連絡を受けた。
先月の最初の発表後、アルバニージー連邦首相は「関税除外についてトランプ大統領と“非常に建設的な“電話会談を行った」と話した、その後米国側が話し合いに応じていないとわかった。アルバニージー氏は書面でトランプ氏に連絡し、連邦財務相、貿易相、外務相も米国を訪れたが、他国同様除外の対象になっていない。
アルバニージー首相は12日、「トランプ政権の決定は不当だ」「70年以上にわたる二国間の経済パートナーシップの恩恵、友好関係に反する」「米国からの輸入品に関税はかけておらず、米国と合意もある」と話し、決定を覆すよう米国に働きかけ続けるとともに、相互関税は課さない考えを表した。
マルコム・ターンブル元連邦首相は11日、米国がウクライナへの軍事支援と情報共有を停止したことについて、「真の強いリーダーは侵略者であるロシアに屈しないが、トランプ氏は弱者を押さえつけている」「トランプ氏はいじめっ子だ。米大統領のご機嫌を取るのは答えではない」と話した。また、「米国による貿易戦争は景気後退のリスクがあるとウォール・ストリートも同意する。友人や同盟国を虐める無秩序な政治スタイルは、米国を“信頼できない仲間“と見せる。このスタイルは中国に搾取され、米国と関係の近くない多くの国が中国に傾くだろう」と警告した。
これに対しトランプ氏も11日、「ターンブル氏は中国の実情を把握せず、その能力もない」とソーシャルメディアで返した。
ソース:news.com.au- PM reveals he has tried to call Donald Trump but he’s not picking up