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シドニー空港第2ターミナル 5月から大改修工事

【NSW12日】  シドニー空港の第2ターミナル(T2)では、2億ドルをかけた改修工事が5月1日から正式に開始となる見通しだ。乗客が空港の降車場からゲートまでを15分以内で移動できるようにすることを目的としており、チェックインプロセスの効率化、セキュリティチェックの迅速化、施設のアップグレードなどが行われる。

T2はこれまで30年以上にわたり大規模な改修工事が行われていない。ただ、利用者は毎年1,700万人以上に上っており、改修が求められていた。新しい設計では、セルフチェックイン用のキオスク端末と荷物ドロップ技術が導入される。乗客が自分でセルフチェックインプロセスを管理することで、出発をスムーズにすることが可能となる。また、現在はピーク時に毎時1500個の荷物が処理されているが、2026年までに1800個まで増加する予定だ。

シドニー空港のチャールトンCEOは、「最近では、すべての乗客が10分以内でセキュリティ手続きを済ませることが出来るようになったが、チェックインのボトルネックが30~40分の遅れを生じることがある」と述べ、新システムの導入により「乗客は空港に到着してから15分以内に出発ゲートに到達することを目指す」と意気込みを語った。

改修工事は2025年末までに完了する予定で、7つの処理レーンには最新のセキュリティ技術や最先端のスキャナーが導入される。また家族連れや補助を必要とする乗客専用のレーンや、セキュリティ手続き後にフードコートやゲートラウンジにアクセスできる新たなエレベーター2基も設置される。

 

ソース:news.com.au-Sydney Airport’s massive T2 upgrade to begin in May

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