【VIC13日】 VIC州のアラン首相は、大規模な犯罪対策の一環として山刀の「マチェーテ」の所持を禁止すると発表した。今年9月1日から許可なくマチェーテを所持していた場合、最大2年間の禁固刑または罰金4万7,000ドルの支払いが科される。
マチェーテを所持している人は、9月1日から11月30日までの間、無償返却ボックス(アムネスティビン)に返却すれば罰則を受けることなく処分できる。また、農業や狩猟などの目的でマチェーテの所持を申請することも可能だ。マチェーテは刃渡り20センチ以上の鋭利なナイフとみなされているが、具体的な定義はまだ決まっていない。
アラン首相は、マチェーテが人の命を奪うのに使われていることが排除の理由と説明。武器を持って歩く理由は「一つもないゼロ」だとし、「人々が集う場所が恐れられる場所になってはならない」と述べた。
また、警察に対し武器の所持を捜索する権限を強化。現在は特定の場所を武器の捜索対象に指定する場合、最大12時間が限度となっているが、これを6か月まで拡大する。この間、警察は市民に対し武器や銃器の所持について取り調べを行うことが可能だ。
VIC州のカービンズ警察相は、「政府は常に警察に必要なリソースを提供し、住民の安全を守る」と述べ、「警察の見解に従い、マチェーテ禁止法を適切に実行する」と述べた。
マチェーテ禁止法は来週にも議会に提出される見通しで、小売業者に対しマチェーテの販売を中止するよう求めるとともに、武器輸入に関しても連邦政府と連携する方針だ。
ソース:news.com.au-‘Destroying lives’: Victoria to bring in machete ban in major crime crackdown
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