一般

シドニー東部の反ユダヤ主義事件 新たに14人起訴

【NSW13日】  連邦警察のバレット副長官は、今年1月にシドニー東部郊外のデュラル(Dural)で爆発物とユダヤ教の会堂のリストが積まれたキャラバンカーが見つかった事件で新たに14人を起訴したと発表した。また、事件は「巧妙に仕組まれた犯罪」との見方を示した。

反ユダヤ主義の事件をターゲットにした警察のストライク・フォース・パールは、今年1月19日に爆発物を乗せたキャラバンを発見し、多数の逮捕者が出ていた。これまでの逮捕者は29人で、マル―ブラ(Maroubra)の保育園で、落書きや放火など約340万ドルの損害を与えた事件にも関与したとみられている。

バレット副長官は、キャラバンに積まれた爆発物は大規模な犠牲につながるようなものではなかったことを明らかにしており、後ろで糸を引いていた人物が個人の利益のために犯罪者を雇っていたと説明した。

NSW州のミンズ首相は、一連の事件は恐怖と不安をもたらし、コミュニティにとっては衝撃的だったとラジオ局2GBの番組で語った。また、恐怖と不安を煽る行為について、「市民はこれらに耐える必要はなく、容赦することはない」、「誰が関与したかに関わらず、厳罰を科す」と強調した。

警察によると、逮捕者のうち18歳のサン・レモの男と20歳のカントン・ビーチの男が犯罪組織に加わっており、禁止武器を所持または使用したことが分かっている。

 

ソース:news.com.au-Fourteen people charged over anti-Semitic incidents in Sydney’s east after explosive-laden caravan revealed as hoax

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら