【ACT18日】 新たな報告から、国内で平均的な賃貸物件に住むには年収13万ドルが必要とわかった。平均収入7万2,000ドルを大きく超える高所得でも、厳しい住宅実情が明るみになった。
手頃な住宅を推進する「Everybody’s Home」のメイー・アジズ広報官は「国内住宅市場のただならぬ状況変化を強調する結果だ」「所属する地域内での生活と勤労を阻害し、人生の大きな選択を遅らせ、社会的結合を脅かす」「かつて安定した年収とされた10万ドルは、家賃が高すぎて都市・地方の両方で厳しい」と述べた。
国内でWA州北部とゴールドコーストの家賃が最も高く、年収10万ドルの半分以上が家賃に充てられる。通常、収入の3割以内に家賃を抑えるのが妥当と考えられてきた。
年収13万ドル以上の高所得でも、シドニー、メルボルン、ブリスベン、ゴールドコースト、さらにセントラル・コーストで家賃が3割以上を占める。年収13万ドルで家賃を3割以内に抑えられる主要都市はアデレード、12万ドルではホバートとダーウィンのみだ。
年収4万ドルの最低レベルでは収入の41~119パーセントが家賃となり、全く持続不可能だ。賃貸のストレスは、もはや低所得者に限ったことでない。
ソース:news.com.au-‘Staggeringly high’ wage needed to afford rents nationwide revealed