【NSW24日】 先週末行われたNRL(ナショナル・ラグビーリーグ)の試合中、サウス・シドニー・ラビトーズの着ぐるみマスコットが9歳の少年を押した疑惑が浮上した。アルバニージー連邦首相は、着ぐるみの中の男性は非常に優しい高齢者だとして、疑惑を否定した。
22日、ラビトーズはクロヌラ・シャークスに12対27で完敗した。シャークスのファンのベンジ君(9)がラビトーズのマスコットに走り寄り、ハイ・ファイブを試みたところ、顔周辺を押されたとされる映像がソーシャルメディアに投稿された。母親のキャロライン・アジウスさんは、「息子はハイ・ファイブをしようとしたところを押され、近づきすぎだと警備員に敬遠された」「大人の男が子どもにする行為ではない」と訴えた。ラビトーズは事件の調査中としている。
着ぐるみの中にいたチャーリー・ガリコさん(81)は、ネットワーク・テン局のニュースで「ベンジ君に呼ばれて、いつも子どもに接するように対応したが、ベンジ君に掴まれた。押すつもりはなかった」と謝罪した。生涯ラビトーズのファンを貫くガリコさんは、2002年以降着ぐるみマスコットを務めている。
アルバニージー首相は24日、90年代にNRLの役員会に所属していた際にガリコさんに初めて会ったとして、「小柄な81歳だ。着ぐるみマスコットを長年務め、人を傷つけるような男性ではない」と擁護した。また、2021年のイースターの試合でガリコさんがファンに押し倒されたことに触れ、「マスコットはたびたび押し倒される。中に入っているのが81歳と誰も想像しない」「ガリコさんより大きい9歳児を見たことがある」と加えた。
ソース:news.com.au- Anthony Albanese defends Rabbitohs mascot Charlie Gallico after allegations he pushed a nine-year-old