【ACT25日】 25日夜の連邦予算案で発表された最新の人口の動向によると、来年度NSW州から2万4,300人が移動する見通しだ。多くはQLD州に移り住むとみられる。
シドニーの高額な住宅と低い空き室率を背景に、NSW州の人口は向こう3年で11万5,300人減少すると予想される。シドニーの一戸建ての平均価格は142万5,000ドル超、NSW州地方は78万4,000ドルだ。アパートもシドニーは81万5,000ドルに対し、NSW州地方は59万ドル。メルボルンの戸建ての平均は89万2,000ドル、アパートは60万4,574ドルだ。
移動先はQLD州が最も多く、同州の人口は向こう3年で11万500人増加する。
来年度、SA州の人口は2,900人、TAS州は700人、NT準州は2,200人、首都特別区域(ACT)は200人それぞれ減少する。VIC州は2,800人、WA州も4,200人増加する。
海外からの移民は来年度は26万人、以降は22万5,000人とする。今年度の実質33万5,000人は、昨年の予算案発表時の予想26万人をはるかに上回った。
政府が提案した海外留学生の上限27万人は、昨年11月に野党保守連合の支持を得られなかった。
野党保守連合は、永住移民数を18万5,000人から14万人に減らすと約束している。
ソース:news.com.au- Federal budget 2025: 115,300 people to leave NSW for Queensland, Western Australia, Victoria by 2029