【NSW27日】 食料品などの買い物で客による支出額が最も多かったスーパーマーケットは、大手チェーン店のIGAだったことが、政府による委託を受けて消費者団体チョイスが実施した調査で明らかになった。また、調査期間中の値上げ幅が最大だったのはウールワースだった。
チョイスは昨年3月から12月までの9か月間にわたり、ウールワース27店舗、コールズ27店舗、アルディ23店舗、IGA27 店舗と、全国104店舗を対象に調査を行った。対象としたのは12種類のパッケージ商品と2種類の生鮮食品とした。
調査によると、商品価格はアルディとコールズで低下したが、ウールワースでは上昇した。特にアルディは価格の変動が少なく、3月と12月を比較すると0.3%の減少にとどまった。
チョイスのデシルバ氏によると、アルディでは買い物かご1杯あたりの価格が3月は51.51ドルだったのに対し12月は51.36ドルだった。コールズは68.52ドルだったのに対し12月は66.84ドル。ウールワースは64.93ドルだったのに対し12月は67.34ドルに上昇した。IGAは3月の78.95ドルから12月は74.90ドルに低下した。
チョイスは、国内のスーパー業界の価格透明性を向上するため、連邦政府から拠出を受けて調査を行っている。大手スーパーに対しては、オーストラリア競争・消費者委員会(ACCC)が価格引き上げについて厳しい監視を行っている。
特にコールズとウールワースは、インフレや金利圧力、消費者の購買力が低下する中、過去数年間で記録的な利益を上げ、好調な業績を維持している。
ソース:news.com.au-New CHOICE survey reveals change in grocery prices at Coles, Woolworths and Aldi