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はしかの感染拡大続く WA州とVIC州でも

【WA28日】  WA州ではしかの感染が拡大しているのに加え、VIC州でも新たにはしかに対する警告が発表されたもようだ。WA州では感染者が訪れた場所が40か所以上、VIC州では20か所以上が報告されており、今後さらなる拡大が懸念されている。

WA州では今年に入り、7人の感染者が確認されている。海外から帰国した旅行者やパースの刑務所の受刑者、バンバリーの地域刑務所の受刑者、バンバリーの医療従事者などが感染している。WA州の感染者は重症化し、現在受刑者の2人が入院している。

公衆衛生局の感染症ディレクターのアームストロング氏は、現在「集中的な感染流行調査」が行われており、当局は感染者による接触場所を特定しようとしていると説明した。また、感染が出た刑務所では、大規模なワクチン接種プログラムが始まっていると報告した。

また、VIC州では感染者が訪れた場所として20か所以上が報告されているほか、NSW州でもはしかへの警告が続いている。シドニー空港を利用した旅行者の一人が感染していたことが分かっており、シドニーの中西地域を訪れていたことが確認されている。この旅行者は東南アジアから帰国したばかりで、タイ、ベトナム、インドネシアなどの国ではしかが大流行している。

はしかは肺炎や脳炎を引き起こす可能性があり、アームストロング氏は、「非常にまれなケースではあるが、死に至ることもある」と話した。さらに、新型コロナの感染流行を経て、ワクチン接種に対する警戒心が高まったことで、子どもたちのワクチン接種率低下につながったと分析した。

 

ソース:news.com.au-Cases in WA measles outbreak grow as health authorities conduct ‘intense’ contact tracing

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