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留学生を8万人削減 野党が公約

【ACT6日】   野党保守連合のダットン党首は、来月3日の連邦政府で政権奪回の際に留学生の受け入れ上限をおよそ8万人減らすと公約した。深刻な住宅危機の緩和を狙う。

ダットン氏は6日朝、メルボルンのドニーブルックで「米国のアイビー・リーグ8大学と比較して、国内大学は国内の学生と留学生の割合が異常だ」「2年間に通常を70パーセント超える人口が増えたら、連邦首相が問題を引き起こしているとわかるだろう」と述べ、連邦選挙で勝利の際に留学生をおよそ8万人減らすと公約した。ダットン氏はドニーブルックを「国内住宅危機の震源地」と描写する。

留学生を8万人減らすことで、大学の入学数もおよそ25パーセント減ると予想される。2023/24年度、留学セクターは国内経済におよそ510憶ドル貢献しており、高等教育機関からの批判は避けられないだろう。

野党は政府の留学生上限27万人を支持せず、さらに3万人減らすと公約した。公的資金を受けた大学の新規の留学生入学は11万5,000人を上限とし、職業訓練校(VET)、私立大学、非大学セクターを合わせた入学も上限12万5,000人とする。現在1,600ドルの学生ビザ料金も、3倍を超えるケースもある。

留学生の多くはメルボルン大学、オーストラリア国立大学、ニューサウスウェールズ大学、シドニー大学、西オーストラリア大学、アデレード大学、クイーンズランド大学、モナシュ大学など主要都市の大学に入学し、住宅やインフラに圧力をかけている。マイケル・サッカー自由党議員は、「労働党政権下で、空き物件1つに付き留学生42人が到着した。許しがたい状況だ」と話した。

ソース:news.com.au- Australian Election 2025: Coalition to slash international student numbers by 80,000 to ease housing pressure

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