【NSW16日】 シドニーのウエスト・ピンブル(West Pymble)にある小さなケーキ店で今月、突如としてケーキやペイストリーを求める長蛇の列ができ、店主を驚かせる事態となった。中国人のインフルエンサーであるマックスさんがこの店を紹介したことで人気に火が付いたようだ。
マックスさんは昨年12月、電車内で出会った豪人女性マーギーさんとの交流を動画に収め、中国版TikTok「抖音(Douyin)」に投稿した。動画の中でマックスさんは、「受賞歴のあるパティスリーに行ってきた」と話し、マーギーさんに買ってきたお菓子を分けしたところ、マーギーさんは「もっと美味しいパティスリーがある」と話し、ウエスト・ピンブルにある「Du Plessy Pralin & Otello Chocolates Patisserie」を紹介した。
マーギーさんは、特にこの店の「ジャポネーズ・ケーキ」が絶品と力説。アーモンドとヘーゼルナッツのメレンゲ2層に、ライトとダークのチョコレートムースが挟まれたもので、サイズによって価格は50~75ドルとなっている。
マーギーさんとのやりとりがバズったことで、マックスさんのフォロワー260万人が「(マギーさんと)一緒にその店に行ってみて!」とコメント。今年3月、二人が一緒にパティスリーを訪れジャポネーズ・ケーキを食べる様子を投稿すると、再び大きな反響を集めた。
「Du Plessy Pralin & Otello Chocolates Patisserie」の店主のポールさんは、今月のある土曜の朝、開店と同時にアジア人ばかりの行列が店の外に出来ていることに驚いたという。客の一人に「何が起きているのか教えて欲しい」と聞くと、店が紹介されている投稿を見せられたという。ポールさんは電話の対応も困難だと告白。店には80人が並ぶ事態となり、中国にケーキを送ってほしいという問い合わせもあるという。
連日のフル稼働で披露困憊のポールさんは、ケーキの注文は事前に電話で行うのが確実とアドバイスした上で、イースターに合わせて2週間休暇をもらうため、「注文は5月まで待って欲しい」と呼びかけた。
ソース:news.com.au-Huge queues afterSydney patisserie goes viral on Chinese TikTok